旦那さんが離婚の話し合いを強引に行ったり、
浮気相手に対して入れ込んで、1日でも早く離婚を
成立させようとしてきたりすることがあります。

そんなトラブルのときに
「離婚届けを勝手に提出されてしまった」
なんてことになっては大変です。

今回はそれを未然に防ぐ方法と、もし出されて
しまった場合にはどうしたらいいのかを
まとめてみます。

 

勝手に提出された離婚届は受付けられる?

市町村役場では事務的な作業となりますから、
記入漏れや記入ミスがなければ受付けられてしまいます。

「これはあなたが勝手に作ったものじゃないですよね?」と
わざわざ確認をすることはありません。

受付けられれば「離婚は成立」してしまうのです。

 

勝手に離婚届を出される前に手を打つ!

もしも配偶者が、あなたが納得していないにも関わらず
「早く離婚したい」という場合に、やっておいた方が
良いことがあります。

それは「離婚届けの不受理申し出」です。
勝手に離婚届けを出されないように先回りして、市町村役場に
「離婚届けの不受理申し出」の手続きをしておきましょう。

そうすれば、もし配偶者が離婚届けを勝手に作って
役所へ持って行ったとしても受理されません。

所轄の市町村役場へ行けば、この申出書がありますから
記入して提出してください。

 

もしも手遅れだったら

先回りすることができずに離婚届けを提出され、
受理されてしまった場合でも、離婚を「無効」だとして
訴えることはできます。

ただ「離婚届けの不受理申出書」に比べると、とても大変です。

結論から言えば、一方によって合意のないまま勝手に出された
離婚届けというのは無効になります。

しかも犯罪です。
署名や捺印が偽造である場合は「有印私文書偽造罪」になり、
それを提出した「偽造有印私文書行使罪」にもなります。

加えて、戸籍に誤った記録をさせたとして
「電磁的公正証書原本不実記録罪」にもなります。

 

離婚を無効にし、戸籍を訂正するための方法は?

証人や証拠、尋問などを得て「無効」にするための審判や
判決を勝ちとらなければなりません。

その「審判書」や「判決書」を持って市町村役場へ届けを
出さなければ、離婚が無効であるとしての「戸籍の訂正」は
してもらえないのです。

しかしこの審判や判決、「筆跡が違うから大丈夫」という
単純な問題では無いのです。

代理人によって書かれた離婚届けが受理されることもあるため、
単純に筆跡だけでは判断はつきません。

場合によっては、弁護士への相談が必要になることもあります。

 

離婚届けの管理はしっかりと!

以下のようなケースには気を付ける必要があります。

・離婚の話し合いはついていないのに先に離婚届けを書いてしまう
・「次にしたら離婚だから」と、現在は離婚する意思がなくても
 先に届けを書いてしまう

このように記入済の離婚届が手元にあり、管理を怠ってしまうと
これを悪用して勝手に提出されてしまうこともあるのです。

離婚を無効にするためには先述したように、大変な苦労が
必要になります。

ですから管理はしっかりとするようにしましょう。

本来は、離婚するときにしか離婚届を書かないというのが
一番望ましいのです。