最近の離婚の理由として、特にモラハラ(モラスハラスメント)の両方によるものが
原因としてあげられることが増加しています。

これまではモラハラという言葉の認知度が低かったために、
「夫とはこういうものだ」とガマンして耐えてきた奥様たちが、

うちの旦那もモラハラじゃないの?!」と
次第に離婚に向けて立ち上がっているのではないでしょうか。

しかし、モラハラ夫との離婚を成立させるのはなかなか大変なのです。

モラハラ夫というのはプライドが高く
、世間体を気にする傾向が強いために離婚に応じなかったり、
自分の非を認めないケースが多いので離婚が大変な理由だといわれています。

さらに、モラハラ夫は浮気もちゃっかりする傾向があります。

完全に自分の思い通りになると思って浮気した後のことまで考えている
計算高いモラハラ夫もいるそうです。

そんなモラハラ夫と離婚するためには、とにかく証拠集めが重要になります!

今回は、モラハラ夫の特徴からモラハラ夫との離婚するための証拠集めについて、
どうすればいいのかなどもまとめてみたいと思います。
 

モラハラ夫の特徴6つとは?

まずは一体どのようなことがモラハラに該当するのかを確認しておきましょう。

モラハラはDVの一種ですが、身体的な暴力によるものではなく、
暴言や行動によって相手に精神的にダメージを与えるものです。

・ミスを片っ端から指摘する

・『バカ』や『お前はダメな人間だな』などと貶める言葉を多用する

・特に理由もないのに無視をしたり、食事を一緒にとらなかったりする

・わざと大きな音を立ててドアをしめたり、コップを置くなどして威圧的な行動をとる

・作った食事などを目の前で捨てたりする

・ため息や舌打ちなどをして無言のプレッシャーをかける

こういった行動や言動を長期的に行うことで、
旦那さんがあなたを精神的に追い詰めていればモラハラに当たります。

 

モラハラ以外に浮気もされている場合に離婚する方法

モラハラ夫は浮気をする可能性が高く、浮気を疑われたりすることが大嫌いです。

また浮気やモラハラの証拠を集めたりしていることに勘付いたときには、
その証拠を取り上げたり、急に優しくして証拠を集めにくくしたりする可能性や、
モラハラがエスカレートするおそれがあるため、絶対に勘付かれてはいけません。

浮気の証拠を掴んでも、「お前が悪いから浮気したんだ」と責任転嫁をするなどして、
うまく丸め込んでくるケースもあります。

ですから証拠を掴んでも1対1で直接突き付けたりはせずに、
調停や裁判、弁護士などの第三者に介入してもらった方が
スムーズに離婚できるケースが多いのです。

 

浮気とモラハラ夫と離婚するには証拠集めが大事!

浮気の証拠集めに関しては、探偵の調査会社を使って、
モラハラ夫のぐうの音も出ないような証拠を掴むことからはじめたほうが賢明です。

ですが、モラハラに関しての証拠は思いのほか集めるのが大変です。

そもそもモラハラを理由として離婚したい場合には、

・長期間に渡ってモラハラ行為が行われていること
・モラハラによってあなたが精神的に追い詰められていること
・モラハラにより結婚生活は続けられない・破綻していること

を証明しなければならないのです。

ですから、モラハラ夫から受けた言動は日付けや
日時も含めて毎日長期的にノートなどに書き記しておいたり、
暴言などをこっそりとICレコーダーで録音しておく必要があります。

録音の際には、あとからモラハラ夫に
「喧嘩のときに突発的に暴言が出ただけで日常的に言っているわけではない」などと
裁判などで言い訳されないようにしないといけません。

そこで日常茶飯事で暴言を吐かれていることを立証するために、
間隔を空けずに日常的に音声録音しておいた方がいい
ですよ。

さらにケータイのメールも証拠として通用します。

暴言が書かれたメールは必ず保存しておきましょう。
その際にはどんな返信をしたのか、あなたの返信メールも保存しておいて下さい。

無視をされている場合、「なぜ無視をしているのか」をメールで尋ね、
「なぜ返事をくれないのか」もその後メールを送って、
返信がないことを証拠として残しておくといい
かもしれません。

しかしこの場合、証拠収集目的でしつこくメールを送ると、
こちらが常識のない人と映ることがありますから、あくまで適切な間隔を保ってくださいね。

もし、あなたが精神的に追い詰められていて病気にかかっている場合、

証明として

・精神科などクリニックに通っている通院歴
・どのような診断がされたか、
・どのような薬を処方されているか、

などが重要となってきますから、
これらもきちんと証拠としてとっておいて下さいね。

これらを総合的な証拠として「婚姻生活を続けるのは困難である」と
判断してもらわなければいけませんから、いくつもの証拠が必要になってきます。

また証拠を集めたらモラハラ夫に見つからない場所に保管しておいて下さい。

浮気の証拠集めよりも、モラハラに関しての証拠集めの方が
根気が必要な場合が多い
です。

すでにモラハラに苦しめられている状態の奥様からしたら、
これ以上耐えられない状況であるかもしれませんが、
離婚の成立と慰謝料がかかってきますから、証拠集めという作業は重要
なのです。

しかし、モラハラ夫に証拠収集がバレるとやっかいになりますから、
くれぐれも無理をせず、かつ慎重に行うようにしたいところです。

次に浮気もするようなモラハラ夫と離婚するときの
モラハラ夫への慰謝料や離婚裁判の流れについてのお話をしたいと思います。

モラハラという言葉は世間では浸透していますが、
まだまだモラハラ解決のノウハウは浮気解決ほど
確立されてないともいわれています。

そこでモラハラによる慰謝料を獲得するために、
モラハラの慰謝料の相場の金額や、調停や裁判までの流れを
きっちりとまとめていきたい
と思います!

モラハラの慰謝料相場はどれくらい?

モラハラによる慰謝料金額の相場は、
だいたい数十万円から多くても300万円ほど
だと言われています。

ですが、そのなかでもできるだけ多くの慰謝料を獲得するための条件として、
以下のようなことが当てはまるかどうかが重要です。

・モラハラ行為の回数が多い
・モラハラを受けた期間が長い
・モラハラ行為によってうつ病などのなんらかの精神疾患を患った
・慰謝料を請求する側の資産や収入が少ない
・慰謝料を請求される側の資産が多く収入が多い
・請求する側の年齢が高い
・請求される側の年齢が高い
・婚姻期間が長い
・子供がいる

このような条件に当てはまれば当てはまるほど、高額の慰謝料を勝ち取れる可能性があります。

先述のようにしっかりとした証拠を確保しておくことで慰謝料請求ができるようになりますので、証拠集めは徹底するようにしましょう。

離婚裁判までの流れは?

まずは旦那さんとの話し合いによって協議離婚ができるかが問題です。

しかしモラハラ夫の場合は、たとえ話し合いで離婚に応じたとしても、
お前の勝手で別れるんだから慰謝料は一切払わない」などと自分の非を認めず、慰謝料の支払いには応じないケースが多いでしょう。

もとより、モラハラ夫というのは世間体を気にする傾向が強いため、
離婚自体にも応じない可能性もあります。

そうなれば次のステップとして、内容証明郵便を使って慰謝料請求する旨を記した郵便を送ることになります。

ただ、内容証明郵便でもやはり慰謝料の請求に応じない場合や、
旦那さんの提示してきた金額に納得がいかない場合などには、
次のステップとして調停を申し立てることになります。

そして調停でも離婚が合意に達せず、それでも離婚したい意思が変わらない場合に、
初めて裁判を申し立てることとなります。

さらに、裁判までいくと自分の力だけでは難しいでしょうから、
離婚裁判に長けた弁護士を立てなければなりませんし
ケースにもよりますが、費用も数十万はかかることを考えたほうがよいでしょう。
 

裁判を有利に進めるためには

裁判で離婚を成立させるためには、法律で定められた「離婚の原因」が必要となります。

・不貞行為
・悪意の遺棄
・3年以上相手の生死がわからない
・回復の見込みの無い重度の精神病を患っている
・婚姻を継続しがたい重大な理由がある

モラハラは上記の離婚の原因のうち、「婚姻を継続しがたい重大な理由」に該当します。

ですが、それを証明するためにも先述のようにあなたが有利になるための、いろんな証拠を用意しておくことが大切です。

裁判中に開かれる口頭弁論で、その証拠を提出した上で
いかにあなたがひどい仕打ちにあってきたか、
そのために精神的に追い詰められたのかを語らなければなりません。

このことをどれだけ訴えられるかで慰謝料の金額が決まるのです。

裁判で慰謝料の支払い額が決まれば、旦那さんもはねつけることはできませんからね。

もしモラハラでの離婚成立が難しい場合、
旦那さんが浮気をしていた証拠
(探偵の浮気調査で手に入れた証拠のように立証性の高い証拠)がきちんとあるのであれば、
離婚理由のメインを「不貞行為」として離婚成立を目指した方が早いかもしれません。

なぜなら、モラハラが原因の離婚裁判よりも
「浮気・不倫などの不貞行為」が原因での離婚裁判の方が判例も多く、
裁判官や弁護士達も扱いに慣れているため
です。

それに加えて「モラハラ行為も受けていた」となれば、
慰謝料の金額もさらに上乗せできる可能性があります。

このへんに関しては、専門家の知識が必要になってきますから、
弁護士に判断を仰いだ方がいいでしょう。

とはいえ浮気であってもモラハラであっても、離婚理由にはなり得ますし、
慰謝料も請求できることですから、奥様が集めてきた証拠は決して無駄にはなりません。

旦那さんからのモラハラによる苦痛にがんばって耐えてきた分、
ぜひ結果がでるように応援しています。