「レス」な夫婦というのは珍しくはないものの、
昔はひた隠しにしていた問題でもありました。

「レス」というのは、セックスレスのことです。
性行為、つまりエッチが一定期間無い状態を示します。

昔は隠されていた夫婦間だけのこの問題を、
離婚理由として挙げる夫婦というのが近年増えているのです。

 

法的にも重要視されている問題

日本では、民法や裁判において「夫婦間の性行為」は
重要なものであるという考えがあります。

正当な理由なく、パートナーの要求を拒否し続けることは
問題視されている
のです。

 

「レス」とみなされる期間はどのくらい?

日本性科学会では「病気などの特別な事情が無いのにも関わらず、
1ヶ月以上性交渉がない夫婦やカップル」
のことを指します。

さらに、お互いが望んで「しない」のではなく、
どちらかが望んでいるのにも関わらず「長期間できていない」ことを
指すことが多い
です。

しかし、日本の平均は年間17回ほどであり、アンケート調査では
「1年以上していない」という回答が3割以上もあります。

 

「レス」になるきっかけは?

もっともターニングポイントとして挙げられるのは
「出産」です。

女性が「出産」がきっかけで拒むようになる理由としては、

「もともとエッチ自体好きじゃないけど、子供が欲しいから
 がんばっていた。子供が産まれたのだからもう必要ない」

というものです。

また男性が「出産」がきっかけで拒むようになる理由としては、

「奥さんが”お母さん”や”家族”のように見えてしまい、
 女性としてみることができなくなってしまう」

というものです。

 

離婚のときにはマイナス要因になる!

協議離婚などの場合は問題ないのですが、
裁判離婚の時に裁判所からみて「レス」という事実は
マイナス要因となります。

もちろん単純に「レス」というだけで、離婚が
認められることはありません。

そのことによって、夫婦間が破綻するほどにまで
追い詰められていた場合のみ認められます。

このときの離婚理由は「その他、婚姻を継続し難い重大な理由」
になります。

 

実際に離婚が認められたケースとその慰謝料は?

1回2回拒んだからといって問題視されるわけでは
ありません。

実際に裁判で「レス」によって離婚が認められた
過去の判例によれば

・1年もの間性交渉がなされていない
・自分とはしないにも関わらず浮気相手とはしていた

などの場合は、離婚が認められています。

慰謝料の相場は100万円から300万円となります。

高額になりやすい条件としては、以下のような場合です。

・配偶者以外との異性と関係を持っていた
・結婚してから1度もしていない
・セックスレスの期間が長い
・加えてDVやモラハラを受けていた

 

まずは弁護士に相談を

レスであることを離婚の理由として裁判を進めていくのは
なかなか難しいです。

弁護士に依頼する際も、夫婦間のプライベートなことや
「最後にしたのはいつか」などの直接的な質問に
答えなければなりません。

それらを覚悟の上で、弁護士に相談をしてみてください。