もし養育費を支払う側の元旦那さんが無職になってしまうとお金に困窮してしまいます。

こうなると元旦那さんの行き着くところは生活保護を受ける可能性が高いですよね。

たとえば、元旦那さんがいきなり解雇されたり、病気などで働けなくなったり、
両親の介護をすることになり離職してしまったり・・・といったことは
このご時世、十分にあり得ることだと思います。

では、もし元旦那さんが無職になって生活保護を受けることになった場合、
生活保護から養育費がもらってもいいのでしょうか。

気になるところですよね。

元旦那の生活も困窮しているのは確かですが、
養育費はしっかりともらわないと困ります。

ということで、生活保護を受けることになったとき、
その前に取り決められていた養育費はもらえるのかどうなのかを
以下にまとめてみました。

参考になれば幸いです。

元旦那の生活保護から養育費をもらっててもいいの?

過去に実際にあったある知人の事例ですが、
養育費の支払いが滞ったために元旦那さんに連絡を取ると、
なんと元旦那さんは数ヶ月前から生活保護を受けていたことが判明しました。

しかし、最初はその生活保護の中から養育費を出していたそうですが、
やはり生活が厳しく「もう養育費は払えない」と言われてしまったそうです。

しかし、あきらめきれなかった元奥様は弁護士に相談に行きました。
「生活保護費からなんとか養育費はもらえないのでしょうか?」と元奥様は質問したのですが、

弁護士の回答は、「生活保護費が現金で元旦那さんの口座に振り込まれている場合は、その口座から差し押さえることが可能ですが、もしも『生活保護費を差し押さえるなんて生命を脅かす行為だ!』と反対に訴えを起こされた場合、どうしようもないので引き下がるしかないでしょう。」

というものでした。

つまり生活全般の収入が「生活保護」しかないと言う場合には、
「生活保護」は生きていくのに最低限の支給とされていますから、支払い拒否されてしまえば
そこから数万円を差し押さえるのは難しいということですね。

では、元旦那さんが労働しながら生活保護もらっていた場合は養育費もらえるの?

生活保護をもらう人はさまざまなので、無職のまま生活保護をもらう場合と
働きながら、生活に足りない部分を援助してもらう場合があります。

なので、元旦那さんがなにか少しでも仕事をしていて、
その収入では足りない部分を生活保護に頼っているという場合もあるわけですが、
その給与の振込に対しては養育費の差し押さえが可能になることがあります。

離婚時の取り決めで強制差し押さえを許可を得ても養育費はもらえない?

離婚のときに、もし養育費の支払いが滞った場合には
強制差し押さえをしてもかまわないという取り決めをきちんと手続きをした上で
離婚をしたという人も多いと思います。

しかし、そういった場合でも口座に入金された
「生活保護費」を強制差し押さえすることができたとしても、

元旦那さんが「生活保護費を差し押さえるなんて~」と
訴えてきた場合には差し押さえを取り下げるしかなくなります。

それだけ「生活保護」の優先順位は高いということは知っておきましょう。

我慢していれば養育費がもらえるチャンスはまだある?

元旦那さんが職探しをきちんとしていて仕事が見つかり、
生活保護から脱出することができたとき養育費の支払い義務も再開されます。

ですので、まだまだ養育費がもらえるチャンスはあるのです。

どうしても養育費を得たいという場合には
元旦那さんがきちんと自立するのかどうなのか動向に注意しておく必要があります。

いかがでしたでしょうか。

本来は養育費は支払いの中で最も優先権が生じるもので、
支払いは義務に違いないのですが、生活保護を受けると話は別ということを
ぜひ、覚えておくといざというときに役にたつと思います。